パーキンソン病は薬剤の効果が認められる疾患であるが、進行性の変性疾患であり、症状の変動に対しての薬剤反応性には限界がある。それを補うために、深部脳刺激術や薬剤経腸投与などが行われている。一方で、非薬物療法の一つとして、様々なリハビリテーションが試みられている。パーキンソン病に対するエクササイズを用いたリハビリテーションの有効性が示されている臨床試験が散見され、中でもサイクリングやトレッドミルを用いた有酸素運動が運動症状の改善に有効であると報告されている[1-4]。... 続きを読む